
知っておきたいプラモデルとフィギュアの違いとは?
プラモデルとフィギュアは混同されがちですが、両者は同じものではありません。
まず、プラモデルというのは、「プラスティックモデル」の登録商標名で、その名の通り、プラスティック製のパーツを使って組み立てる模型です。制作にあたっては、分かりやすい説明書が付されていることが多いのですが、そういったものが付いておらず制作者の自由な発想に基づいて作り上げるようなものもあります。
カラーリングについても、はじめからパーツに色がついているものや、あらかじめ用意されているシールを指示に従って貼っていくもの、塗料を用いて自分で色塗りしなければならないものなど、商品によって様々なタイプがあります。
一方、フィギュアというのは、アニメや映画などに登場するキャラクターを模して作られている模型です。
キャラクターだけでなく、芸能人などの実在する人物や戦艦や戦車といった乗り物などを対象に作られているものもあります。プラモデルは、自分でパーツを組み立てて作るようになっているのに対し、フィギュアの場合はあらかじめ出来上がっている商品がほとんどです。
また、布やシリコン、ゴムなどを用いて精巧に作られているものが多いというのもフィギュアの特徴であると言えるでしょう。
このように、プラモデルとフィギュアの違いは様々ですが、その中でも特に頭に入れておきたいのが両者の目的です。
すなわち、プラモデルは娯楽や趣味として制作過程を楽しむための商品という性格が強いのに対し、フィギュアの場合は、飾って楽しむという目的のための商品となっているのです。
そのため、フィギュアの方がよりマニア向け思考が強い模型であるということもできるでしょう。
一般的にプラモデルよりもフィギュアの方が高いというイメージがあるかもしれませんが、これは必ずしも正確ではありません。
プラモデルであっても大型のものや細かな装飾が施されたものになると、平均的なフィギュアの値段よりも高値で取引されるケースが少なくないのです。
