日本のプラモデルは世界的に見てもクオリティが高い

日本のプラモデルは世界的に見てもクオリティが高い

日本のホビーを代表するプラモデルは、世界的に見てもクオリティが非常に高いことで有名です。
特にバンダイとタミヤは、日本の2トップメーカーであり、それぞれ異なるクオリティの高さがあります。

バンダイは、ガンダムのプラモデル、いわゆるガンプラが主力製品のメーカーです。
ガンプラには、パーツを合わせた際にできる線をロボットの装甲の境目に見立てたり、パーツごとに異なる色で分けたりするなどの技術が用いられています。そのため、誰が作ったとしても、一定のクオリティ以上の仕上がりになります。

また、ガンプラだけでなく、鬼滅の刃や仮面ライダーなど、ロボット以外もプラモデル化できるという技術があります。
人の目を複数のプラスチックを混ぜて再現したり、透明なパーツを重ねて奥行きのある質感にしたりするなど、他のメーカーでは実現不可能なクオリティです。海外のメーカーでも再現できないクオリティなので、数多くのプラモデルが日本から輸出されています。

タミヤは主に、実在する自動車や飛行機をプラモデルにしていますが、その再現度に定評があるメーカーです。
外観はもちろん、エンジンやネジなどの部品に至るまで、細かく再現されているクオリティは、世界的に評価が高いです。タミヤは、海外の戦車をプラモデル化するために、スタッフを現地に派遣したり、実際のF1カーを分解したりしています。
そうした努力の上に、クオリティの高いプラモデルが成り立っています。
35分の1スケールを始めとした、タミヤが開発した独自の縮尺は、世界基準のひとつ。これは、世界のプラモデルに影響を与えています。

そして、バンダイとタミヤの他にも青島やハセガワなど、数多くのメーカーがあります。バンダイやタミヤと比べると、知名度こそ若干劣るものの、製造しているプラモデルのクオリティは非常に高いです。
海外のプラモでは、造形がいびつであったり、作りにくかったりするなどの弱点がありますが、日本のプラモデルにはそういった弱点がほとんどありません。